花に込めた意味update : 2018/07/15

ブログをご覧のみなさま、こんにちは!

最近夏本番という感じで暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

本日は四季折々の花が描かれた

和装の柄に込められた意味をご案内致します。

 

まずは梅の花。

梅の開花は、「もう少し頑張れば、春はもうそこまで来ていますよ」

といううれしいお知らせになります。

 

古来より、梅は寒さ厳しき冬に、香り高く咲くために、特に尊ばれてきました。

梅の木は奈良時代に中国から輸入されたものですが、

中国文化の「学問に励むと梅が咲く」という故事・好文木(こうぶんぼく)の影響で、貴族に好まれました。

 

平安時代は桜よりも人気のあった花だそうです。

 

 

次は牡丹。古くから「百花の王」とも称される花です。

 

日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と昔から女性の美しさを表現してきました。

牡丹は古くは唐草文様にも使われ、花びらが大きくて多いので、

高貴さや富貴さ、美しさを意味するものとして愛されてきた花です。

 

 

 

最後は菊。

吉祥文様でもある菊は、その丸い形が太陽を思わせることから、

花柄のなかでももっとも位の高い花として用いられています。

 

見た目も美しくかぐわしい香りがするため、まさに着物にぴったりの花。

長寿の象徴であるほか、無病息災、邪気払い、心身の安定など

さまざまな意味をもっているのも菊の特徴です。

 

みなさまいかがだったでしょうか?

婚礼の衣裳は四季の花が春夏秋冬と織り交ぜて描かれていることが多く

シーズンを気にせずお召しいただけるのも魅力の一つ。

 

将来への願いが込められた柄をまとっていただければ、さらに幸せな花嫁様になっていただるはずです。

 

近江八幡店 森岡